2025年6月の教材


作品名 |
作者名 |
サイズ |
浜辺の歌 |
矢野伸明
(本部) |
式紙2枚 |
式紙を2枚使い、パノラマに雄大な海を描いています。
太陽光を反射し、光る水面。起き上がる波の透明感、濡れた浜辺の質感。
浜辺と海を描く上でのポイントになる部分をしっかりと抑えた作品です。
夏の海の作品作りの参考になります。
①厚紙 淡い青の無地
②厚紙 青の無地
③厚紙 淡い茶色の無地
④厚紙 ベージュの無地
⑤厚紙 ワインレッドの無地
⑥薄紙 青の吹付染め(手漉き典具帖紙)
⑦薄紙 淡い茶系のむら染め
⑧薄紙 水色の無地
⑨薄紙 暗い青と青の三彩染め
⑩薄紙 エメラルドグリーンの無地
⑪薄紙 極淡い緑系の雪しずく染め
⑫薄紙 白
⑬落水紙 白(春雨)
⑭落水紙 白(さざ波)
式紙×2:白
【下準備1】
式紙の裏面にテープなどで仮留めします。
厚紙を継ぎ目部分に貼っておくと、強度が増します。
更にしっかりと固定したい場合は、
裏面全体にお手持ちの厚紙などを貼り付けてください。

【下準備2】
・空…画面上からCまで①を貼ります
・遠景の海…AからCの間に⑥を貼ります
太陽の反射しているところに⑬を貼ります。
・地面(砂浜)…Cから画面下まで③を貼ります。
(上部は水切りします。)
【砂浜~波打ち際】
・湿った砂浜…C辺りから下に⑦を水切りします。
・濡れている砂浜 …C辺りから下に⑧を水切りします。
先ほどの「湿った砂浜」より上にくるように貼ります。更に⑭を水切りし、
「濡れている砂浜」より少し上にくるように重ねます。
一番手前の打ち寄せた波の影に⑦をところどころに置きます。
⑭で際を整えて立体感を出します。
・画面左下に④で乾いた砂浜を貼ります。
【中景の海~近景の波】
・B~Dの間に⑨を貼ります。
その上に⑩を重ねます。
白の色鉛筆で上にくる波の下描きをしておきます。
波の高い位置に⑪を貼ります。
Cの辺りに⑭をちぎり、波に見えるように貼ります。
中央のメインの波は⑪を使って光が透けているようにします。
【波打ち際】
・D~Eの間に⑧、⑪、⑫を貼ります。
さらにEのラインの境目を消すように⑭をぎります。
⑧は横長にちぎります
・中央辺りに波の映り込みの⑬を貼ります。
【仕上げ】
②で遠景の島を貼ります。
(水平線より1mm程度上に貼ることで遠近感がでます)
⑤でヨットを。
少し傾斜をつけると風の動きも感じられますね。
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この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。