2007年8月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
昼下がり 宮崎純子
式紙
人物を入れなくても、人の温かさを感じる、そんな風景画を描きましょう。
<建物>ベージュ系顔料染め典具帖で全体を写し、鉄筆で切り、貼っておく。(全体の輪郭線は白、細部はグレーで。)陰になった左壁は、さらに黄土色典具帖を重ねる。
ガラス窓は黒系雪しずく染め超極薄紙。
窓枠は白5.5匁。赤いテントは顔料吹き付け染め典具帖で全体を写して切って貼り、下の飾り部分はさらに黒系超々極薄紙、もう一度赤と重ねます。
<地面>楮黒皮入りとクリーム色典具帖、そして薄葉紙のブルー系で。
<立木・植え込み・繁み・柵>薄葉紙(薄典具1種、超極薄紙1種)、薄典具落水紙3種、夢幻染め大穴落水紙3種と緑顔料染め中厚紙、そして茶系濃淡折染め厚紙2種。柵は、アミ目落水紙。花は、テント用の赤を散らす。
<自転車>黒系薄葉紙2種と、濃い青系濃淡超極薄紙で。細くちぎって少し縒りを入れたもので描きます。車輪の形に注意して。
建物の水平線(窓や赤い屋根の)は、遠近法のうち、2点消失法(この作品の場合は、消失点は画面の外になります。)を一応考慮して、自然に見えるように描いてください。
(純)
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。