2024年10月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
山の彼方 中嶋ミツ子
(新潟県)
3P式紙

 

幻想的な雰囲気の風景の作品です。
写実よりも作者のイメージが出ており、
和紙の風合いを上手く使っています。

①厚紙 青と白の三彩染め
②厚紙 茶色系折り染め(草木染)
③厚紙 白の4匁
④薄紙 青と紫と白の雪しずく染
⑤薄紙 水色と白の折り染め
⑥薄紙 水色と黄色の折り染め(機械漉き典具)
⑦薄紙 淡い青の吹付染め
⑧薄紙 青の吹付染め
⑨薄紙 濃い青の吹付染め
⑩薄紙 濃い紫と赤の顔料むら染め(典具)
⑪雲竜紙 青と緑と茶の多色雲竜


式紙:P3 白


【下準備】
山の位置を決めておきます。

 

【空】
染めを見ながら①をちぎり、やや斜めに貼ります。
空の方向を意識しましょう。
山の後ろは白く抜けるように、③で調整してください。
④⑤をちぎり、色を整えます。

【山】
図のように⑤の水色部分で山を貼ります。
山の稜線をハケで寄せます。
山の斜面を意識しながら、
④⑤⑥で色を整えます。

【草木】
⑪の繊維を抜いたり、ちぎったりしながら手前の草木を貼ります。
繊維の束が太ければ、細かくほぐしてください。
水で紙を濡らすと、繊維が抜けやすくなります。
(濃い青の繊維が足りない場合は⑧⑨を細く取ります)
⑥⑦⑧⑨で整えます。
※吹付染めは、職人さんが一枚一枚手作業で染めていますので、
粒子がつぶれているものもあります。
手で紙をひっぱり、繊維をほぐしながら貼ってください。
②⑩をハサミで細かく刻みます。

 

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。