2024年6月の教材
作品名 |
作者名 |
サイズ |
古書とポトス |
小宮山純子
(本部) |
式紙 |
シックで重厚感のある本と、
瑞々しく動きのあるポトスを描きました。
ポトスの葉のひるがえりや、
本を置いた時の見え方などを意識して
実際にあるような存在感を表現しています。
①厚紙 エンジ折り染め
②厚紙 深緑折り染め
③厚紙 緑系絞り入り折り染め
④厚紙 黄緑と緑の折り染め
⑤厚紙 水色と青緑の折り染め
⑥厚紙 青緑と黄緑の折り染め
⑦厚紙 黄土色と白の折り染め
⑧厚紙 茶系折り染め
⑨薄紙 黄緑系雪しずく紙
⑩薄紙 茶系むら染め
⑪薄紙 赤と緑の折り染め
式紙:ベージュ
【下準備】
全体の位置を決め、本とポトスの下描きをしておきます。

【古書】
図を参照し、上の本を①下の本を②で全体の形を取ります。
下の本を先に貼り、上の本が重なる位置に印をつけておきます。
下の本を取る時は余裕を持って色付き部分まで取ってください。
折り染めの線がついているところを本の中心線にすると
取りやすいです。
※②の染めに白い線が入っています。
上の本を重ねた時に白い部分が気になるようでしたら、
同じ紙をちぎって調整してください。
⑧の濃い部分で(ア)、薄い部分で(イ)を貼ります。
下の本も同じです。
①②の紙を細く取り、本のフチに立体感を出します。
⑦の黄色と⑤の水色で(ウ)の※花布に差し色を入れます。
※花布は本の中身の背部分の上下両端に貼り付ける小さい布です。
ラベルは、⑦をひし形にとり、⑩を上から貼ります。
全体ではなくまばらにすると古く、くすんだ雰囲気がでます。
【ポトス】
④、⑤、⑥を使って茎を貼ります。茎の流れ、
節の明暗を意識してください。
茎に⑪の赤と緑の部分をひねって細くしたものを貼り、
色を調整します。
葉っぱは③、④、⑤、⑥です。濃淡を使い、
葉の立体感を出します。
葉の先端や曲線部分は鉄筆で取り、
他の部分は水切りで毛羽を出します。
※葉色は茎の先端に行くにつれて明るい色になります。
※茎と葉っぱのつながりを意識しましょう
⑨で葉脈を貼り、整えます。
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この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。