2021年12月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
玉椿 大西登志子
(岡山県)
式紙

玉椿とは椿の美称であり、春の季語です。
優美に咲くピンク色の椿が目を惹く作品です。
主役ながら可憐な佇まいが愛らしくて上品です。

【使用和紙・式紙】
@厚紙 黒とグレーの折染め
A厚紙 ピンクと白の折染め
B厚紙 緑と淡い緑の折り染め
C厚紙 白の5.5匁
D厚紙 黄色の無地
E厚紙 黄緑と黄色と白の格子染め
F薄紙 紫と灰緑の吹付け染め(典具帖紙)
G薄紙 ピンク系濃淡折染め
H薄紙 赤と暗い赤の折染め
I薄紙 深緑系むら染め

◎式紙 灰緑

【下準備】
全体を軽く下描きしておきます。

【枝・葉】
枝は@を細く取り、上からFを重ねます。
ハイライトに@の淡い色を貼ります。
葉はBで形を取ります。Iで色を整えます。
Bの淡い色を細く取り葉脈を貼ります。

【花】
Aで花弁の先が白になるように一枚一枚取ります。
GHで色を整えます。
Cで花芯の輪郭を写しとり、ハサミで切り込みを入れます。
花芯の周りにHで陰を入れ、
花芯の先端はDを細かく刻んで円形に整えます。
奥の花の花托はEでとります。
蕾はAの上からBとEを重ねます。

 

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。