2021年3月の教材

作品名 作者名 サイズ
鯉の滝登り 矢野伸明
(本部)
式紙×2枚

鯉の滝登りは、立身出世祈願としてなじみの深い図柄です。
黄河上流にある竜門の滝と呼ばれる急流を登りきれた鯉は、
化して竜になるという中国の伝説に基づいており、
日本でも立身出世の象徴として盛んに描かれてきました。
今回は式紙2枚で1作品。初の試みです。
この作品に合わせた額も用意いたしております。
玄関に飾られたり、友達にプレゼントされても喜ばれると思います。

※通常の教材2セット分の価格です。

【使用和紙】
@茶系        もみ紙
A水色系       雪しずく染め極薄紙
B白         5.5匁
C白         10匁
D白         大穴落水紙
Eベージュ      無地厚紙
F黒〜こげ茶〜灰色  折染め厚紙
Gオフホワイト    網目落水
H黒         網目落水
I淡ブルーグレー系  雪しずく染め超々極薄紙
J黒         超々極薄紙
K濃赤〜赤〜橙    折染め厚紙
L淡いオレンジ    網目落水紙
M濃赤        超々極薄紙
N赤〜橙       超々極薄紙
O山吹色       超々極薄紙
P緑         極薄紙 

※注意・今回、式紙の側面に「金の縁」は貼られていません。
 (不良品ではありません)
・同じ大きさの超々極薄紙が重なって入っています。
 見落とさない様注意してください。

【下準備】
・式紙の縦方向を縦二列に合せます。ひっくり返し、
 式紙裏面の連結部分にテープなどでしっかりと固定します。
・鯉の土台を作ります。
  Bの紙で「型紙A」の外側の線(アウトライン)をエンピツで写し、
  取ります。
  (二匹分)2枚のうち1枚は真鯉用、
  もう1枚は裏返して緋鯉用の土台で使います。
・「型紙B」は、パーツ毎に切り取り、型紙に使用します。
小さいパーツは、くり抜いて穴開きの状態で使用しても良いです。
  その場合、心持ち大きめにくり抜いて下さい。
 
【滝】
先ず、@で画面左下の岩(奥の岩)を貼ります。
次にAを上から下まで斜めに一気に貼ります。
画面右下周辺にC、Dを使用。
雪しずく染めを消す様に水のしぶきを貼り、滝の勢いを表現します。
 
【真鯉】主にFの和紙を使用。型紙B(a〜j)
下準備で用意したBの紙の土台を1枚貼ります。
[ 胸ビレa・b ]
Fのこげ茶〜グレーの染め分け部分を利用し、
点線の所は手でちぎるか水切りします。
その上にIを適当にちぎり、
端を少し折りカーブをつけヒレの感じを出します。
[ 胴体c ]
背中に黒い染め部分、お腹と口はこげ茶部分が来る様に取ります。
お腹部分のウロコはGとHを使用。
Gを先に貼ります。手本をよく見て網目の角度を合わせ、
3p巾程度で腹ビレに近づくに従って細くなる様ちぎります。
エラの所から腹ビレの後ろまで真っ直ぐ貼り、
体をひねっている部分は角度を変え、少々貼ります。
先ほど貼ったウロコ半分の巾を残し、ずらしてHを貼り、
ウロコを少しぼかします(網目の角度に注意)。
背中はJで整えます。
お腹と反対側の背中に少しIを貼り、丸みを出します。
[ 胴体d ]
染めを利用して取ります。Gで網目の角度を合わせ、
ウロコの様に貼り、Jで整えます。
[ 各ヒレe、f、g、h ]
e→f→g→hの順に貼っていき、
Iでヒレの感じを出してください。
尾びれの翻っている所はi。
[ 頭部j ]
口の辺りに黒い染めの部分、
エラの所はこげ茶の染めの部分が来る様に取ります。
先に貼ったcの先端部分の下地が見える様にずらして貼り、
口を作ります(図A)。
エラをIで整えます。
目は、Fのこげ茶→E→Fの黒。
ハイライトにCを少々。
ヒゲはFの黒とOを少々。

【緋鯉】主にKの和紙を使用。
★真鯉の貼り方とほぼ同じです★
下準備で用意したBの紙の土台を貼ります。
[ 胸ビレa・b ]
Kの赤〜橙の染め分け部分を利用し、
点線の所は手でちぎるか水切りします。
その上にOを適当にちぎった後、端を少し折り、
カーブをつけヒレの感じを出します。
[ 胴体c ]
背中に濃赤の染め部分、お腹と口に赤の染め部分
来る様に取ります。
お腹部分のウロコはLを使用。手本をよく見て網目の角度を合わせ、
3p巾程度で腹ビレに近づくに従って細くなる様ちぎります。
エラの所から腹ビレの後ろまで真っ直ぐ貼ります。
体をひねっている部分は角度を変え、少々貼ります。
先ほど貼ったウロコの半分の巾を残し、
ずらしてNの橙色の部分を貼り、ウロコを少しぼかします。
背中に近い部分にNの赤い染の部分やMを貼り、整えます。
お腹と反対側の背中に少しIを貼り、丸みを出します。
[ 胴体d ]
染めを利用して取ります。Lで網目の角度を合わせ、
ウロコの様に貼り、M・Nで整えます。
[ 各ヒレe、f、g、h ]
e→f→g→hの順に貼っていき、
Oの山吹色でヒレの感じを出してください。
尾びれの翻っている所はi。
[ 頭部j ]
口の辺りにKの濃赤の染めの部分、
エラの所は赤の染めの部分が来る様に取ります。
先に貼ったcの先端部分の下地が見える様にずらして貼り、
口を作ります(図A)。
エラをOで整えます。
目はKの橙の部分→E→Fの黒の部分。
ハイライトにCを少々。
ヒゲはKの赤の部分。
Dを尾びれの周辺に貼り、しぶきを表現します。
 
【仕上げ】
@を右上と左下に貼ります。右上にはDを少々。
 
裏に貼ったテープを剥がし、
和紙を貼るとより頑丈になります。

 ( 図A)


 

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。