2020年11月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
みかん 矢野伸明
(本部)
式紙

思わず頬張りたくなるような瑞々しい「みかん」に仕上げました。
初心者の方でも簡単に出来ます。
ちょっとしたスペースや玄関などに飾ってみてはいかがでしょうか?
元気の出るビタミンカラーですので、プレゼントにも大変おススメです。

【使用和紙】
①山吹色~オレンジ 折染め厚紙
②オレンジ系 キカイ薄典具吹付染め
③カラシ色 手漉き春雨落水紙
④うすレモン色 手漉き春雨落水紙
⑤白 キカイ漉き春雨落水紙(大判)
⑥白 手漉き春雨落水紙(小判)
⑦濃オレンジ 極薄紙
⑧緑~黄緑 折染め厚紙
⑨白 あやとり紙
 
【下準備】
それぞれの位置をある程度決めておきます。
型紙を使い①にそれぞれのパーツを写しとります。
 
【みかん2つ 画面上部】
・一番奥のみかん
 型紙を使い①に写しとります。
 その時、染めの明暗を利用すると立体感が出ます。
 ②をみかんよりも二回りほど小さく丸くちぎり、
 ①の染めの濃い所に 貼り、変化をつけます。
 次に③を染めの明暗の境目辺りに貼り、④→ ⑤の順でハイライトをつけます。
・ヘタの部分
 ⑦をちょっと貼っておき、その上に⑧を手でちぎって貼ります。
・2つ目のみかんも上記同様に貼ります。
 
【剥きみかん 画面右中央】
・剥いてあるみかんの皮
 主に①の山吹色の部分を中心に使用。
 型紙で全体の輪郭線を写しとります。
 皮の内側の白い綿は⑤や⑥をちぎり貼ります。
・果実 (玉)
 ①のオレンジ色の部分を白のえんぴつで写し取ります。
 その時、房の分かれ目(白い筋)も描いておくと良いでしょう。
 窪みの所に⑦を少々貼っておきます。
 果実に付着している白い筋を⑤又は⑥で表現します。
 貼り過ぎない様に注意!
 筋は⑨の繊維を抜き取り、適宜貼ってください。
・丸くなっている皮の部分3か所
 ①の染めの明暗を上手く利用してください。
 その上に②をちぎって貼り、調子をつけます。
 
【手前の房2つ 画面下部】
 ①の染めの明暗を利用し、透明感を出します。
 ⑤、⑥で白いわた、⑨で筋を入れます。

 

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。