2020年8月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
処暑(ほおずき) 戸高里子
(愛知県)
式紙

勢いのある構図と瑞々しいタッチ。
丁寧で繊細な描写・色使いで描かれた鬼灯が魅力的な作品です。

【使用和紙】
①淡い緑と濃い緑の格子染め厚紙
②黄緑と緑の折染め厚紙
③灰緑の無地薄紙
④薄橙の無地厚紙
⑤黄色と淡い黄色の折染め厚紙
⑥オレンジ系折染め厚紙
⑦赤味の強いオレンジとオレンジの折染め薄紙
⑧朱色の無地薄紙
⑨黄緑と山吹色の折染め薄紙
⑩緑と黄緑の折染め薄紙
⑪黄色と淡いオレンジの折染め薄紙
⑫濃い赤と赤の折染め薄紙
⑬赤とピンクの折染め厚紙
⑭白の厚紙
 
【下準備】
茎や袋の位置を軽く下描きします。
 
【茎と葉】
②で茎を取ります。
茎は右の袋と重なる部分を避けて貼ります。
①で葉を取ります。好みで葉に線香をあて、虫食いを表現します。
③⑩で陰をつけ、⑦⑨⑫で色を整えます。
 
【袋と実】
上は⑤右は④左下は⑥で下貼りします。
⑦⑧⑨⑩⑪⑫で色付けをします。
オレンジ系や赤系の紙を揉んだり、折りをつけながら貼ると風合いが出ます。
袋の筋は指先で細く紙をちぎり、ハケで寄せます。
左下の袋の中の実は、⑬でピンクの部分を上にして取ります。
⑫で下部に陰を付けます。
実の光っている所は⑫の赤い部分を貼り、
その上に⑭を鉄筆のお尻などで小さくちぎり貼ります。

 

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。