2020年7月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
ダイヤモンドリリー 岡野由利子
(岡山県)
式紙

優しいピンクと白い花が可憐な作品です。
小さなユリが集まったような花弁は、光を受けて、
キラキラと光りを反射します。その様子が、
ダイヤモンドリリーの由来となっています。

【使用和紙】
@黄緑系折染め厚紙
A白の10匁
B白の3匁
C紫系折染め薄紙
D淡い黄緑とピンクの折染め薄紙
E青系絞り染め厚紙
Fピンクと白の折染め厚紙
Gピンク系折染薄紙
H赤系折染め薄紙
I青系折染め薄紙
 
※式紙は吹付けておりますので、色落ちにご注意ください。
 
【下準備】
花や茎の位置を決めておきます。@を細くとり、茎を貼ります。
花の付け根は太く膨らみを持たせます。
花びらの下に茎が通ると、色が透けて見えてしまうので、
花が重なる部分は紙をちぎり、茎を貼らないようにしましょう。
 
【白い花】
鉄筆でBを花びらの形にとり、奥の花を貼ります。
手前の花はAでとります。
花びらの陰にCとDを貼ります。
翻った先端は縁をハケで寄せます。
花芯はEを細くとります。花芯の先端は同じ紙を小さくちぎるか、
鉄筆のお尻で押さえてひっぱります。上からCとDを重ねます。

 
【ピンクの花】
鉄筆でFを花びらの形に取ります。
Fは手漉き和紙なので、ちぎって毛羽を出すと柔らかな表情になります。
花芯も同じ紙をハサミ等で細く切ります。
花芯の先端は同じ紙を小さくちぎります。花びらの陰はGです。
花芯の色付けにDをちぎります。
 
【仕上げ】
茎にDHIで色合いを調整します。

 

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。