2020年7月の教材
作品名 |
作者名 |
サイズ |
灯ともし頃 |
小室京子
(神奈川県) |
3P式紙 |
夜に向かう濃紺の海や明かりのぽつぽつと灯る町並み、
遠くにかすむ富士山。
僅かな時間を切り取った幻想的な作品です。
【使用和紙】
①ピンク系雪しずく染め薄紙
②水色とピンクの雪しずく染め薄紙
③淡い黄色系雪しずく染め薄紙
④山吹色とオレンジの雪しずく染め薄紙
⑤淡い紫系折染め典具帖紙
⑥淡い紫系折染め厚紙
⑦水色と白の折染め薄紙
⑧暗い紫の無地薄紙
⑨紫系の雪しずく染め薄紙(大判)
⑩グレー系折染め厚紙
⑪黒の雅染め典具帖紙
⑫グレーの雅染め典具帖紙
⑬淡いグレーの雅染め典具帖紙
⑭灰緑と暗い紫の雪しずく染め薄紙
⑮青系雪しずく染め薄紙
⑯淡い紫の無地春雨落水紙
⑰黄色とオレンジの格子染め厚紙

富士山と江ノ島を描いた作品です。(イ)は富士山、(エ)は江ノ島です。
【下準備】
空と海の境目になる水平線と、山や島の位置を決めておきます。
【空と富士山】
(ア)に①を貼ります。上から②を重ねます。
①②は波にも使用します。
(イ)を⑤で型取りし⑥と重ねて鉄筆で取ります。
空の色合いを見ながら、③や④を貼ります。
【丘】
(ウ)は下が濃い色になるように⑩を貼ります。
上から⑭や⑨を重ねます。
(暗い街の陰は⑩の地色を使うので、⑭⑨は上側だけに貼ります。)
【江ノ島】
(エ)も⑩を貼り、上から⑭や⑨を重ねます。
(エ)と(オ)の境目に⑩の淡い部分を貼ります。
画面中央、(エ)と(ウ)を繋ぐ水平線上の陰は⑭や⑧です。
【海】
(カ)に⑦を貼ります。
その際(カ)との境目を少しはみ出すようにします。
上から⑧を重ね、さらに⑨で整えます。
【浜と波】
(カ)に⑪と⑫を重ねて貼ります。
⑭や⑬で色を整えます。
(カ)上部の浜より少し高い部分は防波堤です。
(ウ)と(カ)の境目に⑩の淡い部分を貼ります。
波は①②⑮⑯や余った薄紙を細く裂いて乗せます。
浜辺の白い波は⑦の白部分をちぎります。
【仕上げ】
⑰をハサミで細かく刻み、街明かりを描きます。
2024年8月:季節の復活教材(オリジナル版とは入っている和紙や式紙が変更になる場合があります。)
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この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。