2020年5月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
ほたるぶくろ 池田敏子
(新潟県)
式紙

釣鐘型の花が愛らしく、リズミカルに配置されています。
落ち着いた色合いのバックに白い花が上品な仕上がりになっています。

【使用和紙】
①灰緑とピンクの折り染め厚紙
②白の3匁
③白の5.5匁
④淡いピンクと淡い黄色の折染め薄紙
⑤淡い黄緑系のむら染め薄紙
⑥赤紫系の雅染め典具帖紙
⑦淡い黄緑の無地典具帖紙
⑧白の雲竜紙
⑨白の典具帖紙(極小判)
⑩白の薄紙
⑪濃い青緑と緑の格子染め厚紙
⑫カーキ色と緑と青緑の三角折り染め厚紙
⑬黄緑と淡い黄緑の折染め厚紙
⑭黄緑と水色の格子染め厚紙
⑮緑系折染め薄紙(やや厚め)
 
【下準備】
枝や花の位置を軽く下描きします。
①を細く裂き、茎を貼ります。茎の色が暗く感じる場合は④を重ねます。
 
【 花 】
右上上部の花二つ、重なった花びらの下側を②でとります。
上から③を重ねます。
他の花は③を鉄筆で取ります。
鉄筆の線だけではかたくなってしまうので、
上から②、⑨、⑩をちぎって重ね、花びらの柔らかな表情をだします。
花びらの筋は⑧の繊維を引き抜きます。
④⑤⑥⑦で、花の色付けをします。
 
【 葉 】
⑪⑫⑬⑭を使います。ちぎりやすい繊維の方向がある紙なので、
カーブが難しいと感じたら、鉄筆で跡を付けてください。
色とバランスを見ながら貼っていきます。
翻った葉の裏側は、⑮の端を折り、はっきりとした線をだします。
上から⑮、⑤、⑦をちぎり、色を整えます。

 

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。