2018年8月の教材
作品名 |
作者名 |
サイズ |
つりふね草 |
藤澤エル子
(新潟県) |
式紙 |
つりふね草は山地などに自生し、地域によっては絶滅危惧種などに指定される珍しい植物です。
ほっそりとした茎に特徴的な花をつける独特な雰囲気をお楽しみください。
(式 紙)円窓外【青】
(和 紙)厚紙5種、薄紙4種、合計9種類。
※下側の茎、葉から貼り始め、それぞれの重なりに注意しながら貼り進めましょう。
※緑の紙が4種類入っております。一番大きな緑と
淡い緑のぼかし染め4匁は葉などに、
横長の黄緑と緑のぼかし染め5.5匁は茎などに使用します。
小さめの2種類の緑系の4匁はつぼみや種、葉などに臨機応変に
お使いください。
紙の繊維の向きを見て用途に合わせて
ちぎりやすい物を選びましょう。
(下 図)花、葉、茎の位置を大まかに描きます。
( 茎 )黄緑と緑のぼかし染め5.5匁をちぎり貼ります。
( 葉 )一番大きな、緑と淡い緑のぼかし染め4匁を中心に緑系の
厚紙を鉄筆でちぎり貼ります。
葉脈は、緑系の厚紙から色の淡い部分を
鉄筆で切り貼ります。
( 花 )ピンクと白のぼかし染め5.5匁を鉄筆で花の形に
切り貼ります。
白い部分は上記の厚紙の白い部分をちぎり貼ります。
その上に、白とピンクの染め分け極うす紙や赤紫と
ピンクの染め分け極うす紙、
赤紫雅染め典具帖紙をちぎり貼ります。
おしべ・めしべは、黄色とオレンジの染め分け極うす紙を
ちぎり貼ります。
(蕾・種)緑系の厚紙4種より選んでちぎり貼ります。
つぼみ部分の花びらは白とピンクの染め分け極うす紙や
赤紫とピンクの染め分け極うす紙をちぎり貼ります。
つぼみや種の付け根部分などの影の部分は緑系の厚紙の
色の濃い部分をちぎり貼ります。
仕上げに葉や種の付け根部分などに白とピンクの染め分け
極うす紙や赤紫とピンクの染め分け極うす紙を入れ、
全体の色のバランスを整えましょう。
(立花)
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この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。