2018年1月の教材
作品名 |
作者名 |
サイズ |
水ぬるむ |
美藤慶子
(兵庫県) |
4F式紙 |
見る人の目の流れを考え、リズミカルに遠近感を表現した作品です。
(式紙)F4無地【ブルー系】
(和紙)厚紙6種、薄紙8種、雅染め紙3種、合計17種類。
(下図)山、陸地など大まかに当たりを付けます。
( 空 )ブルー系ぼかし染め極うす紙を貼ります。
※若干濃い色に仕上がりますが、雪景色をより一層際立たせ透明感が増します。
( 山 )白極うす紙を写し紙として使います。
それに白鉛筆で山全体を絵取ります。
その写し紙を紫厚紙の上に乗せ、鉄筆で切り取り厚紙のみを貼ります。
雪は、白4匁、白手漉き典具帖紙、白中厚手漉き典具帖紙をちぎり貼ります。
※雪どけ感を出しながら山裾は残します。
山裾は、グレー系雪しずく染め極うす紙、グレー系雪しずく染め超々極うす紙をちぎり重ね貼ります。
( 川 )青厚紙を川幅より少し大きめに貼り、濃紺雪しずく染め極うす紙、白超々極うす紙をちぎり重ね貼ります。
中洲は、白10匁を貼り、グレー系雅染め紙をちぎり重ね貼ります。
岩は、白4匁を貼り、白中厚手漉き典具帖紙をちぎり重ね貼ります。川の水により雪解けしている所は、紫厚紙を細くちぎり、片側をハサミで切り取り貼り付けます。
( 岸 )白極うす紙にグレーの鉛筆で岸全体を絵取ります。
その和紙を白10匁の上に乗せ、鉄筆で切り白10匁のみを貼り、グレー系雅染め紙、淡いブルー系無地超々極うす紙をちぎり重ね貼ります。
樹の位置を鉛筆で描きます。
岩は、紫厚紙を貼り、白中厚手漉き典具帖紙をちぎり重ね貼ります。
( 樹 )くすんだ紫系手絞り染め厚紙をハサミで細く切り貼ります。
適時適所に紫系雅染め2種、白手漉き典具帖紙をちぎり重ね貼ります。
(高見)
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この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。