2016年5月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
水のカーテン 石原佳世
(岡山県)
式紙

手前の滝は、あえて画面の外から始める構成です。それにより、スケールの大きさを推察することができ、迫力が増しました。この作品から構成を学び、習得していきましょう。

〇式紙・・・【黒】
〇和紙・・・厚紙3種、薄紙9種、落水紙6種、合計18種類。
※白超々極薄紙と白超極薄紙が同じサイズで入っておりますので注意してください。
○下図・・・滝や岩などを大まかに描く。
○空・・・【水色むら染め】厚紙を貼る。
○林・・・【茶系雪しずく染め】超々極薄紙を空下から斜面に貼る。木は、【グレー系絞り染め】厚紙をハサミで細く切り貼る。葉や草は、【緑系、黄系】春雨落水紙4種(小判)と【緑系折染め】【薄緑系折染め】超極薄紙2種をちぎり貼る。
○川・・・【茶系雪しずく染め】超々極薄紙を貼り、【薄緑系雪しずく染め】【水色無地】【白】超々極薄紙3種をちぎり重ね貼る。
○岩・・・【茶系雪しずく染め】超々極薄紙と【緑系折染め】【薄緑系折染め】超極薄紙2種をちぎり貼る。
○滝・・・(1)の滝、白3匁→白極薄→白超極薄紙→白超々極薄紙の順にちぎり重ね貼る。(2)の滝、白春雨落水紙を細長くちぎり貼る。(3)の滝、白超極薄紙を細くちぎり貼り、白春雨落水紙を細長くちぎりその上に重ね貼る。(4)の滝、白超極薄紙を5mm程度に細くちぎり、半分に折りさらに細くします。それをひっぱり、繋ぎ合わせる様に貼る。白大穴落水紙を細くちぎりその上に重ね貼る。
(5)の滝壺、白3匁と白超極薄紙を貼る。(2・3・4)の滝、白超々極薄紙を細くよったものをちぎり、水のラインを貼る。
仕上げに、【薄緑系雪しずく染め】【水色無地】超々極薄紙2種と【薄緑系無地】超極薄紙をちぎり重ね貼る。                           

(高見)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。