2015年9月の教材
作品名 | 作者名 | サイズ |
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秋色の小径 | 白神美幸 (岡山県) |
式紙 |
作者のご家族にとり大切な思い出の建物(お嬢様がここで結婚式を挙げられたそうです)を入れて、爽やかな秋を描かれました。水彩画のような透明感のある作品です。落水紙は便利な素材ですが、使わなくても風景は描けるということも学びましょう。 ◯淡彩スケッチ風に仕上げるため、式紙(レザックという名称です)の天地左右を余白として残しましょう。道も式紙そのままで。 ◯芝草地・・・大判の淡い灰緑系折染め薄紙を、白鉛筆で写し、鉄筆で切って貼る。その際、建物の石垣部分も含めます。 ◯建物・・・淡い紫系2色折染めで写して、白スダレ落水紙の上に重ねて鉄筆で切り、重ねたまま貼る。石垣部分は雅染め典具帖を貼る。灰紫系折染め厚紙で屋根の逆V字部分を貼る。屋根のカワラ部分は、厚紙の雅染めに淡いグレー薄典具帖を重ねる。 ◯林や木立・・・建物右奥の林は、緑系雪しずく染めと、黄緑と淡いオレンジのむら染め超極薄紙をちぎって貼る。その上や建物の上などに、淡いオレンジ系むら染めをちぎってぼかすように貼る。 (純子) |