2012年8月の教材
作品名 | 作者名 | サイズ |
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それぞれの秋 | 土肥節子 (新潟県) |
4F式紙 |
東日本大震災のあと、私達はものの見方や感じ方が確かに変わったように思います。そして、なにげない日常に、まわりのあらゆるものの中に、深い意味が隠されていることにも気づきました。 ◯式紙はブルー。ベースの色とします。空はこのままで。 ◯山と森 山は青系むら染め手漉き典具帖を1枚、ふもとの線まで大きく鉄筆で切って貼る。山の中腹からふもとの森へと、緑系薄葉紙4種(機械漉き典具帖3種、手漉き典具帖1種)をちぎって貼っていく。 ◯家 青い方は屋根が青系折染めで壁は白とグレーの絞り入り折染め。まわりの木々は落水紙2種(春雨と大穴顔料ドーサ染め)。赤い方は屋根は赤濃淡折染め、壁は白(薄い4匁の方)。手前の立木は厚紙の黄緑折染め(あ)をちぎる。 ◯田畑 厚紙緑系折染め2種〔(あ)と、ブルー系絞り入り折染め〕、黄色と白の筒絞り染め、黄緑と薄茶手絞り染めを細くちぎったり裂いたりして貼っていく。式紙の青が所々見えるように(貼り残しながら)して。 ◯雲 白の手漉き典具帖。 ◯前景の木立 幹と枝は茶系濃淡手絞り染め。葉は田畑使用の緑系折染め2種と、厚紙の鮮やかな緑折染め(小判)、そして白(5匁)をハサミで切って下さい。落水紙をハサミで切って加えるのもいいでしょう。葉を貼るときのポイントは、一本ごとに色を変える、これはとても大切なことです。 |