2011年7月の教材


作品名 | 作者名 | サイズ |
---|---|---|
思い出の夏 | 長谷川由紀 (兵庫県) |
式紙 |
夏休み、ラジオ体操、虫取り、海水浴、夏祭り、浴衣、花火、蚊取り線香、風鈴、蚊帳、団扇、かき氷、麦わら帽子…。夏の風物詩、いくつもいくつも思い出されますね。それにつながる懐かしい人々の顔も。思い出は、どんなものにも奪われない大切な宝物です。 ○ガラスの器 濃い青系折り染め超極薄紙(A)で形を写して、水玉模様も描いておく。白鉛筆の芯を少し濡らすとひっかかりません。鉄筆で水玉を切り、抜いた丸い形も取っておく。淡い灰青折り染め(3匁)の上に重ねて全体の形を鉄筆で切る。器のふち、底は(A)で色を補う。水玉の穴の所に、切り抜いた丸を少しズラして貼る。 ○かき氷 淡い淡い(白ではありません)大穴落水紙顔料染め(B)で氷全体の形にちぎり、貼ってベースとする。赤とピンク折り染め落水紙(機械漉き)を適当にちぎって貼っていく。次に(B)を貼っていくのですが、ちぎって貼っていく方法と、作者のように氷全体に貼り、その際、糊は輪郭線のみにつけて内側は浮かしておく、という方法もあります。これは(B)の発色をよくするためです。檀紙を2枚に剥ぎ、鉄筆のお尻で押さえて小さくちぎって氷の白い所に貼っていく。最後に赤の落水紙を氷の上の方に少し加える。 ○帽子 あやとり紙4種。大判ので全体の形を描き、これはハサミで切りましょう。この上に、この紙とあとの3種をちぎりながらカーブに沿って貼っていく。リボンは厚紙の赤と、暗い臙脂系折り染め機械漉き典具帖。カーブの形そのままを切って貼ってもよし、テープ状に切ったものを曲げながら貼ってもよし、どちらでもOKです。 |
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。