2010年11月の教材


作品名 | 作者名 | サイズ |
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干支・卯 | 宮崎純子 (本部) |
式紙 |
フワフワの毛並み、宝石のようなつぶらな瞳、ピンクの愛らしいシッポと耳、鼻。すべてが和紙の繊維の毛羽や染めのにじみ具合に助けられています。 ○トレーシングペーパーで全体の輪郭線の型をとる。(チョットのぞいている前足は入れません。)毛羽の長さを考慮して、ほんの心持ち内側にしましょう。ハサミで切る。目と鼻の位置も描いておくといいですよ。これは鉄筆を強く2回ぐらい当てると穴が空きます。 ○白の手漉き典具帖と厚紙(10匁)を重ねて、型を置き、鉄筆のお尻の方で強くなぞり、水切りする。このとき白の紙2枚がズレないよう、2,3カ所糊でとめておくとよいでしょう。目と鼻の位置を鉛筆で印を付けておくことも忘れずに。 ○毛羽をきれいにします。そっと息を吹きかけながら、指先で撫でていると乾いてきて、ほーら、フワフワの毛になりました。糊は堅めを良く伸ばすこと。薄いのをたっぷり、これはダメですよ。 ○耳とシッポと鼻は、厚紙ピンク格子折染め。染めのいい所を選んで下さい。シッポと鼻の下貼りに、10匁の白を同じ大きさで貼っておくとよいです。陰影は、主にピンク典具帖をちぎって重ねる。お尻の方には厚紙のピンクの淡いところを加えるのもいいでしょう。 ○目は、絞り入り折染めの、赤味と黒味の両方あるところを選んで、鉄筆で切る。ピンク折染めで縁取りをして、白10匁をハサミで切って光を入れる。 |
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。