2010年1月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
春よ…(メジロ) 岡野由利子
(岡山サークル)
式紙

しだれ桃とメジロの組み合わせ。バックの淡いぼかしの銀潜ともマッチして、まさに、「春よ、春!」ですね。メジロも、アッという間に簡単に貼れますよ。

○桃……まず枝から。絞り染め2種で。鳥の後ろの枝は淡い色で。花は、薄葉紙は一輪全体を鉄筆で切ってしまいます。そのとき紙を折り畳み、重ねて切ると、一度に沢山出来ます。これを鳥の周りに、一枚あるいは二枚と重ねて春。他の部分は、あとで仕上げのときに。厚紙の花は、花びら一枚ずつちぎって下さい。

○鳥……A)無地の緑超極薄紙で鳥全体の形を写し(尾羽の先は不要)、厚紙に重ねて一緒に切り、そのまま貼る。頭の色はこのままでOK。腹部は、B)黄緑濃淡折染め超極薄紙の淡い方をちぎって重ね、さらに白極薄紙を重ねていく。途中で雅染めも少々入れる。尻の陰に青味を入れる。
背部(翼)は、黒味の緑超極薄紙をちぎって細い線を入れて、B)の濃い方を貼っていく。くちばしと足用の厚紙をハサミで細〜く切ったものを翼の先に並べて、B)を重ねると、羽根らしくなります。
尾羽も、必要な色をちぎって細くして入れる。
頭に黄色とオレンジを少々。眼は黒味の緑を丸めて白厚紙の上に乗せる。白の色が薄いときは 、二重にするか、白極薄紙をこよりにしてまわりに足す。くちばしと足を入れて、完成です。
                                      
(純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。