2009年5月の教材


作品名 | 作者名 | サイズ |
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召しあがれ(メロン) | 黒部美恵子 (石川紙苑サークル) |
式紙 |
丸ごと描く果物とは別に、こうしてカットするとまた趣を異にして、形の面白さが生まれます。薄葉紙を重ねるだけで、果肉の瑞々しさや軟らかな質感が出てきます。和紙ってスゴイ!! ○大判の橙色超極薄紙で全体の形を写して(皮も含む)、ピンク系厚紙に重ねて鉄筆で切って貼る。このとき、テーブル面のすだれ紙も水切りして(見える部分だけ)貼っておくといいでしょう。 ○皮 同じ判型の緑の極薄紙と厚紙で。極薄紙で皮の形を写し、厚紙に重ねて鉄筆で切って貼る。細〜い皮の部分はハサミで厚紙を切ってカーブ状に貼っていく。果肉と皮のあいだの淡い緑は、超極薄紙を細長くちぎるか切るかして、両手でしごくようにして細長い物を作り、やはりカーブ状に貼っていく。 ○果肉 種の面は朱色超極薄紙と大穴落水紙顔料染め。側面は写し紙に使った色と、これより明るい色、朱、黄濃淡折染め落水紙。そんなにたくさん何枚も何枚も貼り重ねなくても、それぞれを一枚ずつちぎって貼る、くらいで大丈夫。いい効果が出ます。 ○皮の模様は、白あやとり紙をほぐして。もちろん手本と同じでなくても良いですよ。陰の部分は濃い緑超極薄紙で。メロンの影は緑味の青濃淡超極薄紙。これを貼るとグッとメロンの存在感が出ますね。 |
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。