2008年6月の教材


作品名 | 作者名 | サイズ |
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遠い日 | 森 清美 (岡山サークル) |
式紙 |
懐かしい玩具がモチーフです。暖かな色で描きましょう。 金魚のじょうろ(如雨露と書くのですね、ご存じ?)も、紙風船も、それぞれ手漉き典具帖を下図用の下貼りとして使います。 ○金魚のじょうろ 赤の先染め(無地)典具帖で写します。主な輪郭線は白鉛筆で、鱗などの模様の線は、濃いグレー鉛筆で。この紙に、赤と黒2色折染め超極薄紙を重ねて(底の陰に黒と滲みが利用できますね)、鉄筆で切り、貼る。このとき、水を入れる穴をくり抜いておくことを忘れないで(ここには、後で青濃淡超極薄紙を貼ります)。 尾鰭部分、胴体の底部分には、さらに赤と紫格子折染め超極薄紙で調子を付けましょう。 あとは細かい部分を描いていけばいいですね。 厚紙の黄色折染めをハサミで切るポイントは、細長い線は蛇腹に紙を折り畳み、細く切る。それをカーブを付けながら貼りましょう。鱗は、折り畳んだものを、眉月状に切ると、一度にたくさん出来ますね。 ○紙風船 白典具帖で写し(淡いグレー鉛筆で)、鉄筆で切り、貼る。あとは、薄葉紙各色を、やはり写して切ったものを貼っていけばいいのです。染めの濃淡を活かすこと、二重に貼る部分もあることなど、球の立体感を考えながら描きましょう。底の陰の部分は、テーブル面の影に使う紙も利用します。 ○テーブル面の影 淡い青紫と灰青2色折染め超極薄紙。淡いベージュ系超々極薄紙。 (純) |
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。