2006年3月の教材


作品名 | 作者名 | サイズ |
---|---|---|
金太郎 | 宮崎純子 (原案:亀井誠一郎) |
式紙 |
○下絵作り 肌色典具帖で、金太郎と熊を一緒に写す。 外側の輪郭線と内側の細部をグレーの鉛筆で、見える程度の濃さで。ただし、熊のアゴの曲線だけは、濃く描く。次に、これを白厚紙の上に重ねて、外側の輪郭線に沿って鉄筆で切る。(2カ所ぐらい指先で糊を付けておくとズレません。) 2枚重ねたまま式紙に貼る。これで下絵の出来上がり。あとは描線に従って貼っていけばいいのです。 金太郎からでも、熊からでも、どちらからでもいいですよ。 ○金太郎 胴----アゴの下の影をつける。土佐薄典具(茶系3色濃淡染め分け)の淡い色を小さく細くちぎって、少し折り込んで、アゴの曲線に沿って貼る。 同じように手や足の陰影も。指の線は肌色典具帖をこより状にするか、ホッペ用のピンク系顔料染め(厚紙)をハサミで細く切る(この方が貼りながら好きな長さにプツンとちぎりやすいです)。 胴全体に、肌色典具帖をちぎって貼り重ねていく。バックの色より濃くなるぐらいに。 顔と髪----髪は焦げ茶系むら染め典具帖で写して鉄筆と水切り。ホッペとアゴに肌色をかける。マユは髪用で。目は黒をちぎって、鉄筆で整える。鼻とホッペはピンク系顔料染め(厚紙)をちぎり、口は赤をハサミで。 腹かけ----赤、ブルー系折染め。肌色典具帖を写し紙として使い、鉄筆で切る。 熊----緑味の茶系むら染め典具帖で、原画の熊全体を白鉛筆で写して、鉄筆と水切り。 この上に、土佐薄典具茶系3色濃淡染め分けをかけていく。 アゴの線に沿って、一番濃い色を細くちぎって少し折り込んで貼る。 さらに、濃淡3色を胸、腹、足へと徐々に淡くなるようにちぎって貼っていく。 後ろ足と耳の穴は髪用の色です。 顔にも先程の薄典具を少しかける。 鼻、目を描く。 最後に花を持たせて出来上がりです。 皆様お一人お一人に、平和のシンボルのお花を届けましょう。 (純) |
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。