2005年2月の教材
作品名 |
作者名 |
サイズ |
山吹 |
石川黎子
(東陽町サークル) |
式紙 |
特製の式紙です。鳥の子の式紙に灰緑系の顔料が吹き付けてあります。このままでお使い下さい。(糊や濡れ布巾で強く擦ると色落ちしますから、注意してください。)
1.バックの葉。土佐薄典具灰緑濃淡折染めを主に、他の因州極薄紙を少々。葉の形にちぎって貼っておく。
2.花は因州黄色系折染め3種と極薄紙1種。
3.葉は因州佐治折染め6種と青谷折染め1種(僅かにピンクが混ざっています)を主に、極薄紙も色の補充に少々使って下さい。
4.花も葉も、とてもちぎりやすい紙質ですから、基本的には手でちぎり、必要に応じてほんの少しだけ鉄筆やハサミを入れる、という描き方をしてください。
5.枝はハサミで細く切ってください。
この原画の作者、石川黎子さんの今は亡きお母様は歌人で、娘さんの描かれたちぎり絵にも心を寄せられ、多くの歌を詠まれました。短歌とちぎり絵という美の世界での、母娘お二人の深い交流に胸打たれます。
(純)
ちぎり絵の世界はふかく遙けくて
心もはらに美を貼り重ぬ 岡野きよ
淡き濃き花びらちぎり山吹の
貼り重ねゆく刻(とき)を忘れて 石川黎子
2024年2月:季節の復活教材(オリジナル版とは入っている和紙や式紙が変更になる場合があります。)
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この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。