2004年11月の教材
作品名 | 作者名 | サイズ |
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山眠る | 舟崎正枝 (新潟サークル) |
式紙 |
冬来たりなば春遠からじ。亀井主宰がよくテーマとしたものでした。 この「山眠る」も、同じように、冬を耐え、春を待ちわびる心を描いたものといえましょう。作品のモチーフとなったのは、佐渡です。 ○超特大判の水色濃淡折染め因州極薄紙。空は一重。水面は遠くが濃く、手前が淡くなるようにまず一枚貼り、次に遠くの所だけ濃い色をもう一枚重ねる。さらに水面全体に、土佐極薄典具(青系濃淡染め)を貼る。 ○山は紫青の因州極薄紙。山並みの形全体を白鉛筆で写し、鉄筆で切り一枚貼る。さらに手前の山並みに、もう一枚重ねる。 ○雪は、白3種。土佐典具帖、因州極薄紙、因州楮4匁。 ○田畑と土手。因州佐治紙草木染めで。田畑の雪は、白の縦すだれを一枚貼る。 ○家並みの背後の森は、因州極薄紙2種(濃い青系と青緑系)。 ○家並みは縦すだれをハサミで切って。 ○土手の枯れ草は土佐うす典具落水紙2種と、美濃雲レース1種(小判)。 ○あとは必要に応じて、残りの色を入れてください。 (純) |
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。