2004年8月の教材


作品名 | 作者名 | サイズ |
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寄り添いて(洋梨) | 井上順子 (豊橋サークル) |
式紙 |
1.梨の地色は出雲民芸紙。三椏紙に楮の黒皮が入っています。 (余談ですが、亀井主宰の回顧展の折りに、紙漉場で、この紙を漉いてくださっている現場を見学されたグループがありました。) 梨を黄緑極薄紙で形をとり、鉄筆で切る。(別々でも、または2個くっつけたままでも良いでしょう。) 注:卓上の影の色は、一番先に貼っておく方がうまくいくようです。 2.右の梨。緑濃淡折染めうす典具落水紙、青緑極薄紙で明暗を考えながら調子を付けていく。さらに、黄緑極薄紙を全体に色付けするつもりで貼っていく。(この時1.で出来た梨の形そのままのものを一枚ペタリと貼ってもよろしいでしょう。) さらに、黄濃淡折染めうす典具落水紙で下部の方の調子を付ける。 軸のくぼみの色を付ける。 3.左の梨。青緑や黄緑や茶系濃淡折染めの極薄紙で明暗の調子を付けて、さらに黄濃淡折染めうす典具落水紙でデコボコのメリハリを付けながら、調子を付けていく。 くほみの色を付ける。 4.軸は茶系(草木染めです)佐治紙をハサミで切って、あとは緑や黄等で調子を付ける。 5.ハイライトはアミ目美濃落水紙を使って下さい。 (純) |
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。