2004年6月の教材


作品名 | 作者名 | サイズ |
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高原の夏 | 山本真澄 (豊橋サークル) |
SM |
見渡すかぎりニッコウキスゲの咲き乱れる信州の高原です。 花の黄、草原の緑、空の青、そして雲の白。色の調和が鮮やかで美しいですね。 作者と一緒に、私たちもこの場所に立っているような、爽快な気分です。 ○空……青系土佐顔料染め。 ○花畑……草原の緑を先に貼る。まず全面に極薄紙(黄色と黄緑の2色折染め)の黄緑を貼る。次に、上から3センチ位の所から一番下まで、灰緑極薄紙を貼る。 この灰緑の上に、土佐薄典具落水紙の黄緑と緑、さらに美濃春雨落水紙の濃い緑を、グラデーションを付けながら貼っていく。 花を咲かせる。黄色のグラデーションを考えながら、一番遠くは黄色極薄紙とオレンジ濃淡むら染め極薄紙、中程は黄色春雨落水紙、手前は黄色雲レース落水紙を、それぞれちぎって貼っていく。風の中で揺れているという、動きを出しながら。 ○柵……茶系の絞り染め、極薄紙、そして雲龍紙。 ○雲……因州楮紙(10匁)。出来れば裂き剥ぎをして。 青濃淡折染め極薄紙は空に少し貼る。また、雲の陰影にも使ってみて下さい。(その上から白を乗せて淡くするなどして)淡い灰青極薄紙も雲の陰影に使って下さい。 ○最後に、明るい空色顔料染め落水紙を、全体の色調を決める色として、右下草原に少し乗せてください。(純) |
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。