2002年4月の教材


作品名 | 作者名 | サイズ |
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小さなメロディー | 宮崎純子 | 式紙 |
春を過ぎた頃のある日、冬の寒さに耐え抜いたすずらんが、地面から指先のような
若緑の芽を一斉に突き出している。その姿は、見るたびに感動を覚えます。この作品は、その小さなものたちの、その健気な生命への讃歌です。 葉----実際には一見緑一色にしか見えないかもしれませんが、心の絵具箱の中から沢 山の色を探し出してきて、きれいな葉っぱに描きましょう。左端上下2葉と、右端1葉は、土佐顔料染め (緑〜紫〜灰青染め)を使ってみて下さい。中央グループの葉には、因州折り染め厚紙(青谷、佐治)5種、これをそれぞれ1葉づつに。上方中央と上方右端の淡い色の葉は極薄紙で(1種のみや、あるいは2種重ねて色を出してください。) 花----白楮厚紙(1輪の花の中に、厚い部分と裂き剥ぎの薄い部分の両方を利用して) 、紫系折り染め厚紙2種などを鉄筆で(但し、花の下部の方は毛羽を出す)。白檀紙は花のごく一部分 に、ハイライトとして使うと効果的。 茎----赤系の色は、実際には見えない色ですが、葉や茎の緑の色をきれいに引き立たせるために使っています。 (純) |
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。