2001年5月の教材

 

作品名 作者名 サイズ
芽吹きの頃 彦坂 環
(豊橋サークル)
式紙

高峰三枝子「湖畔の宿」亀井健三の愛唱歌ですが、この歌を思い出させるような風景ですね。
緑系で統一された静謐な作品です。その緑系の色のなんと多様で豊かなことでしょう。さらにこの絵を美しくまとめる要素として、微量の暖色(黄〜茶)と幹の白があります。

○湖面・・・大判の緑系かげろう2種を重ねて色を出しますが、湖面下半分では一重の方が明るさがうまく出るようです。そしてその上に淡い灰味の茶をかけます。
○森・・・・深緑むら染もみ紙を下貼りに。
○左の手前の樹の葉に細かく切って散らす紙は、小型の黄緑佐治折染と黄落水紙です。

(純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。