2019年9月の教材

作品名 作者名 サイズ
渓流の秋 倉澤晴美
(栃木県)
式紙

落ち着いた色の岩肌と鮮やかな紅葉が秋にぴったりの作品です。
風景に溶け込むように描かれた橋が情緒的です。 
厚紙5種 薄紙13種(典具帖紙2種)
落水紙6種 計24種

(  空  )空と川面の位置をとります。
空は式紙の色そのままです。川面から空の半分くらいまで、
橋の背景の部分に、くすんだ黄緑の薄紙を貼ります。
毛羽が上を向くようにハケでならしてください。
その上から淡いクリーム色の薄紙を、式紙の色となじませます。
川面と空の間に明るい緑系雅染め春雨落水紙を貼ります。

(  岩  )先に川の下貼りを、濃いグレー系雪しずく染め厚紙で
川の幅に取り、染めの向きが横になるように大きく貼ります。
黒と茶のもみ紙を岩の形に鉄筆で切ります。
裏と表で色合いが違うので、好みで色を選んでださい。
陰は黒系の雅染め典具帖紙で、陰にも濃淡があるので、
岩の窪みに紙を重ねて立体感を出します。
また茶系の雪しずく染め薄紙で、風合いを出します。

(  川  )濃いグレー系雪しずく染め薄紙と緑と茶の雪しずく
染め薄紙を染めの方向に細くちぎり、
段差を流れる水の表情を出します。ちぎった和紙を折ると
しっかりした線がでます。明るい部分は淡いグレー系雪しずく染め
薄紙です。川の奥は細く、手前に来るほど幅を太くします。
川の奥や光る水面は、淡い黄緑とピンクのむら染め薄紙です。
白の薄紙で流れる水や水しぶきを貼ります。岩や水面に黄色と
オレンジの雪しずく染め薄紙、ピンク系の雪しずく薄紙で、
調子を整えます。

( 紅 葉 )下貼りに淡い黄緑とピンクのむら染め薄紙を
ちぎります。
木は灰黄と暗い茶色の絞り染め厚紙と紫とグレーの絞り染め厚紙で、
葉に隠れた幹と枝の雰囲気を出すために、長い一本の線で貼らずに
所々途切れさせるのがポイントです。
左側の下草は、くすんだ黄緑系の落水紙と濃い緑と茶の雪しずく染め
大穴落水紙を貼り、暗い緑の薄紙で調子を整えます。
紅葉はオレンジと黄色のむら染め春雨落水紙をちぎり、
黄土色の雅染め落水紙、朱色系雅染め典具帖紙、
淡い黄緑の春雨落水紙、 明るい緑系雅染め春雨落水紙で調子を
整えます。
右側の紅葉にはくすんだ緑系の春雨落水紙を紅葉に混ぜます。

(  橋  )薄茶とこげ茶の折染め厚紙を鉄筆で切り、
上から朱色系の雅染め典具帖をハサミで細く切ります。
橋がハッキリし過ぎた場合は、白の薄紙(川の水流に使用)を
橋全体にかけて下さい。しっとりとなじみます。

 

 

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。