2014年11月の教材

作品名 作者名 サイズ
干支・未 宮崎純子
(本部)
式紙

相撲界で力士達が活躍していることで、モンゴルという国がとても身近になりました。草原の民、遊牧の民として、太古の昔から馬を駆り、羊の群れと共に暮らし、独特の文化と歴史を受け継いできた人々です。その羊がモチーフです。地球上の様々な地域で飼われている羊から、私たち人間は、毛皮や毛糸をいただき暖めてもらっていますから、羊にも手編みのセーターを着てもらいたい・・・そんなイメージで描きました。

◯式紙 弁柄(ベンガラ)色です。
1)型紙を切り取る。
2)まず、3匁白を型紙に合わせて鉄筆で切り貼る。次に、10匁白を型紙に合わせて、鉄筆で軽くなぞり、水切りして貼る(毛羽を出すためです)。足先の部分のみ、3匁白のまま残りますね。式紙の色と重なり、味わいのある色になりました。このままでよしです。
3)顔、目、耳、口。顔はベージュで。目は黒、光は10匁白をハサミで小さく切る。耳は10匁白をちぎり、朱赤もちぎって重ねる。鼻は赤と茶の絞り入り折染めの、適当な部分をちぎって。その下の線と口は、この紙の適当な色をハサミで細く切る。
4)額(ひたい)と顔の両側の装飾線は、赤と茶の絞り入り折染めを、ハサミで細く細く切ったものを、さらにこより状にする。額の螺旋状は、鉄筆の先にクルクルと巻き付けて、それをそっと外しながら貼っていく。糊は額の方に付けておく。脚の線は、ハサミで細く切るか、ちぎるか裂くかした線で。
5)蹄は、淡い緑を適当に三角形に鉄筆で切って。蹄の底に黒をちぎったものを少々。
6)最後の仕上げ、面白い楽しい作業にかかりましょう。檀紙は2枚に剥ぐ。剥がしやすいように、シワの流れの直角方向の端を全部ちぎり取ってから、やはり直角方向に少しずつ剥がしていって下さい。貼りたい部分に糊をつけておいてから、剥がした檀紙を鉄筆のお尻やミニ筆のお尻で押さえて、ひっぱりちぎる、という作業を次々順々にしていきます。頭や顔の周囲はぎっしりと多めに。胴体部分は鉄筆のお尻で曲線のスジを付けておいてから、今の作業をしていって下さいね。
                                  

(純子)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。