2014年1月の教材

作品名 作者名 サイズ
紅(くれない) 宮崎純子
(本部)
式紙

ちぎり絵でバラを! 
典具帖などの薄い紙、厚い紙、アミ目やスダレなどの落水紙、雲龍紙、大穴落水雲龍紙など、素材の多様さに加えて、構図や色の組み合わせを変えると、ほぼ無限に多彩なバラが生まれますね。この愉しさ、面白さの虜になられた方は多いはず。ちぎり絵の魅力のひとつです。
今回は、紅のバラを、皆様へお届けしましょう。

◯式紙(バック)は、グレーでぼかしを天地にして使います。

◯花瓶は、雅染め典具帖を鉄筆で。右下に淡い灰紫むら染め典具帖を少々(この紙は葉にも使う)。

◯花には、同じ色の組み合わせ(赤とえんじ色)で折り方と配色を変えて3種(大判2種と中判1種)用意しました。主にこの3種を使います。他に、ピンク味の赤無地と赤と紫格子折染め。

貼り方は、基本的には、ちぎって、少し折り込んで、ねじったり、曲げたりして貼っていきます。繊細に、かつ大胆に。自由に楽しく、です。

ポイントは---------
1)花の下には葉の色を貼らず、式紙のグレーを活かします。
2)主役の二輪をまず貼ります。
花の大きさより少し小さめの(直径3pくらいかな?)丸い形にえんじ色をちぎって貼り、花の中心(巻きの中心)に、今より少し小さくちぎったものを重ねて貼る。そして花びらを、中心から外側へ向けて貼っていく。
中心の花びらは小さめ(1p×2〜3pくらい)のものを、少し折り込んで(縦方向に)、くるっとねじ曲げるように貼る。同じようにして、巻きの中心の反対側にも貼る。
段々とちぎる形を大きくして、やはり少し折り込んで、カーブをつけて曲げるようにして、次々と貼っていく。ちぎる場所は、赤とえんじ色の両方が入っている部分を。メリハリが効きます。赤だけのところも使います。
仕上げにピンク味の赤を、中心とその他1〜2カ所、ハイライトに貼ります。赤と紫格子折染めも適宜にどうぞ。
3)脇役の花とつぼみは、赤とえんじ色の両方が入っている部分をちぎって貼る。また、あまり多くを重ねないようにして下さい。
4)葉は、花と花とのすき間を埋めるように貼って下さい。少しくらい花に重なってもかまいません。むしろ、またいい味わいが出ます。雪しずく染め3種(いちばん濃い色は、主役の花の下方の暗がりの部分に僅かだけ)。淡い灰緑無地、淡い青紫濃淡折染め、そして花びんにも使った淡い灰紫むら染めです。                                   

(純子)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。