2014年1月の教材

作品名 作者名 サイズ
春色のふるさと 前川美奈子
(三重県)
4F式紙

教材の封筒をそっと開けると、まるで懐石風弁当のように、大小色とりどりの和紙がきれいに並べられて出てきましたよ。
私達日本人の原風景ともいえる春の情景を描きましょう。初心の方にもおススメします。いい勉強になります。

◯たくさんの和紙、27種入っています。基本の下貼りの色以外は、自由にお使い下さい。

◯空、山、田畑、森と下貼りします。

1)空  水色むら染め典具帖をそのまま一枚貼る。
2)山  厚紙青無地を山全体の形に鉄筆で切り、一枚大きく貼る。田畑との間に白のすき間が残りますが、あとで森の色で埋めてしまいます。
3)田畑  厚紙緑濃淡折染めで。遠くを淡く手前が濃くなるようにして、一枚大きく貼る。
4)森  濃い緑無地極薄紙を森全体の形に水切りして、一枚大きく貼る。あと、色の足らない部分にちぎって貼り重ねておく。

◯細部を仕上げていく。

1)山の表情は、淡い紫と水色2色折染めと、明るい黄緑と緑2色折染め(同じような、少し大きめの緑系濃淡折染めがありますが、小さい判の方を使います。)
2)寺(屋根と塀)は、厚紙の絞り入り折染め。素敵な色に染めていただきました。ほとんどこの色のままでいいですね。他に極小判で超極薄紙2種(濃い灰青と、紫と灰青むら染め)は、適宜使って下さい。
3)森は、緑系落水紙6種。他に田畑に使う黄と黄緑折染め超極薄紙も少しだけ。
4)桜は、主に淡い青紫春雨落水紙をベースに使います。寺の背後の桜は、この紙と雅染め典具帖(いちばん淡い色のです)で。その他の桜はすべて、この紙をベースに、淡いピンク、そして僅かの濃いピンクです。幹は厚紙絞り染め(屋根の線にも使う)。
5)田畑は、森使用の落水紙(茶の混ざったものと、もう1種くらい)で、まず畦の線を決めてから、あと次々に色どりよく貼っていきます。緑系濃淡折染め、明るい水色濃淡染め、緑無地、黄と黄緑折染め、黄色落水紙、雅染め3種などで。

以上、出来上がったら、本物のお弁当を広げてお花見をなさってね。?
                                  
(純子)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。