2013年11月の教材

作品名 作者名 サイズ
山茶花 竹井 莅
(岡山県)
式紙

花の少ない冬。冷たい風の中で揺れる山茶花の姿は、私達の心の中に温かな明かりを灯してくれるようです。

◯バックと花・葉・枝の色の組み合わせが落ち着いた優しい風情を醸しています。

◯花   厚紙2種。厚めの5.5匁の原紙です。まず全体を無地の乳白色に染めてから、同色のピンクを折り幅を変えて、さらに絞りも入れて二通りに染めていただきました。色の量やにじみ具合に多様な変化が出て、色々な部分を選んでいただけます。補充の色にピンク超極薄紙を入れていますが、ほとんど使わなくて済みそうです。
花の中央辺り、暗がりのニュアンスには、黄緑と緑2色折染め超極薄紙で。花心は白(5.5匁)と黄折染めです。白は以前、教材「若松」などで使った技法。「つけまつ毛技法」と申せましょうか。つけまつ毛のように細くハサミで切り込みを入れて、バラバラにならないように、つなげたまま根元をちぎり、少し絞ると自然に一本一本が扇状に広がってくれます。

中央の花は、これをいくつかつなげて円環にします。
つぼみは花のピンクに、灰紫濃淡折染め超極薄紙を少々。
ガクには葉の厚紙と、緑超極薄紙を少々、です。

◯葉   薄めの4匁原紙で、やはり灰青系は同色を折り幅の違いや絞りの有無によって二通り、です。もう一色は灰緑系折染めです。以上3種をバランス良く配置して下さい。
葉脈は厚紙緑系折染め(極小判)をハサミで切って下さい。

◯枝   絞り染めです。裂いたり、ハサミで切ったり、して下さい。
                                  
(純子)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。