2013年8月の教材

作品名 作者名 サイズ
メロディー(トルコキキョウ) 倉澤晴美
(栃木県)
式紙

細くしなやかな茎と、優美な花姿が魅力のこの花は、近年品種改良が進み、色も多彩、形も八重咲きなど多様になっています。
それだけに、昔ながらの一重咲きが少なくなり、その楚々とした風情を求めて、作者は花屋さんを巡られたとのことです。

◯下図
花や茎の位置をしっかりと描いておく。

◯バック
空間の深みを出すために式紙と同色の濃淡の色を、そして柔らかさと華やぎを出すために緑を入れましょう。薄紙下記5種です。
手漉きの土佐典具帖3種(濃い紫とピンクのむら染め、紫とグレーのむら染め、紫とピンクと水色の三彩染め)、淡い青紫と淡い緑2色折染め、淡い緑の無地。中心を濃く、周辺へ向かって淡く、動きを付けて貼っていく。

◯花
貼りやすいものから貼って下さい。作者は中心(主役)の花はいちばん最後に貼られたようです。これを最初に貼るときは、上方の紫の花を差し込むように貼るといいでしょう。
厚紙の折染めは次のように使って下さい。
(1)中心の花  ピンクと白の折染め(折り山に少し紫が入っている)+。原紙は機械漉き5.5匁。
(2)右の横向きのピンクの花  ピンクと白の折染め。原紙は手漉き。
(3)他のピンクの小さな花2つ  やや淡い落ち着いたピンクと白の折染め。原紙は機械漉き5.5匁。
(4)つぼみ  白と淡い黄緑の折染め(機械漉き4匁)
(5)紫と水色の花  紫と水色のぼかし折染め(手漉き)
(6)紫の花3つ  紫折染め2種(機械漉き5.5匁)

以上に、濃淡や陰影の調子を付ける色として、薄紙が青〜紫〜ピンクが計6種です。このうち濃いピンク系の色は、画面右の方、横向きのぼんやりと見える花に使います。また、これら以外にも、バックに使用の紙もお使いください。

◯茎    厚紙2種。

◯ガク   緑系折染め超極薄紙2種や、バック使用の淡い青紫と緑折染め超極薄紙。

◯葉    紫と薄緑グラデーション雅染め。ガク使用の緑などで。

◯花芯   黄と、つぼみ用の淡い黄緑で。
                                
(純子)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。