2013年1月の教材

作品名 作者名 サイズ
雛の日 宮崎純子
(本部)
式紙

遠い日のこと。雛段飾りとは縁のなかったわが家では、幼い私達姉妹のために、母が手作りでお節句を祝ってくれたものでした。折り紙のひな人形の年もあれば、薄焼き卵の着物にウズラ卵のお顔のひな人形の年もあり・・・。懐かしく思い出しているうちに、こんな素朴なおひな様が貼れました。皆様へ贈ります。今のご自分のために、そして心の奥にそっと抱いている愛しい方のために、「雛の日」を祝いましょうね。

◯この色の式紙に直に色和紙を貼っても色が沈んでしまいます。そこで厚紙の白(10匁)で下貼りします。台紙の上に置いて、二体一緒に外側の太い輪郭線を写し、鉄筆で切り式紙に貼ります。あっ、二体の間の三角形のすき間も切り抜くことをお忘れなく。白の上に色和紙を貼れば、顔も衿も着物も袴もすべて発色が良くなります。その後、台紙はこのまま写して使われてもよいし、また型紙として部分ごとに切り離して使われても、どちらでも。

◯袴・・・原画とほぼ2色の量が同じように染まっていればそのまま使う。うす茶の量が多すぎる場合は、ちぎって縮めてもよいでしょう。小豆色が少ない場合は貼り足して下さい。白は下貼りの色を活かしてもよし、別の白(4匁)をちぎってもよし。もっと面白いアイデアとして、うす茶の量が多い場合を逆手に取って、小豆色の線模様をもう一本増やすのもステキです。袴の紙も4匁と薄いので、4匁白と同じく貼り重ねても違和感はありません。袴で、いわゆる「ちぎり絵」しましょう、楽しいですよ!

◯着物・・・黒皮入り未晒楮紙(出雲民芸紙)。二体それぞれに一枚大きく貼ります。

◯あとは細かい部分を貼っていきますが、順序はどこからでも。雅染め典具帖はハサミで切って、女雛の衿、着物、男雛の冠、袖口に。厚紙の絞り入り折染めはちぎって二体の帯、ハサミで切って女雛の衿、男雛の冠のひもと脇の線に。黄緑は二体の衿。顔は淡いピンク色で。髪はちぎって下さい。目は二重に折ってハサミで切ると左右同じ形になります。眉の墨は袴の小豆色を鉄筆の先でチョン。女雛の口も絞り染めの赤をチョンです。冠は黄色2色です。

(純子)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。