2012年12月の教材

作品名 作者名 サイズ
春を告げる(クリスマス・ローズ) 倉澤晴美
(栃木県)
4F式紙
春を告げる花のひとつとして、愛好家が多く、うつむいて咲く花姿に風情が漂います。エレガントな花の魅力そのままを作品に表現されていますね。

◯バック 「段染めぼかし」を使います。少しだけ斜めに傾けて、左下の明るさを多めにします。バックに厚紙を式紙全体に貼ると、反り返ってしまう場合がありますね。私は裏面にも、ほぼ同じ厚さの白和紙を貼り、まだ湿り気のある時に「重し」を乗せて、しばらく放置します。乾くと同時に平らになりますので、それから描き始めます。ちなみに「重し」用は、画集や辞典など重〜い本を数冊。皆様はどのようになさっていますか?
◯下図 白鉛筆でポイントになる線や位置を描く。
◯花と蕾 厚紙4種と、超極薄紙3種(濃いピンクと紫2色折染め、青紫無地、白と淡いピンク2色折染め)。緑と黄緑2色折染め超極薄紙は蕾や花心の部分に少々。 厚紙4種について。主役二輪のうち、右の花はいちばん鮮やかに感じるピンク(機械漉きで表面がツルッとして厚めです)で、左の花は同色で少し深みを感じるピンク(手漉きです)を。蕾と左下の花には、紫味を感じるピンク(これも手漉き)を。そして左端の花には、いちばん淡いピンク(手漉き)を使います。
◯葉と茎 厚紙5種と超極薄紙2種(上記の緑と黄緑2色折染めと、淡い緑と青紫2色折染め)。厚紙のうち1種は久しぶりの草木染め(手漉き)です。試験染めを重ねられ、実際に染められるときも幾度も染液と媒染液にくぐらせて、色の足らない部分には、さらに刷毛で色付けして、と手間をかけて、この深い色を出していただきました。 葉の配色は、手本と全く同じにとはいかないと思います。それぞれ配色を工夫して下さい。特にこの草木染めは、ポイントになる葉に数枚使ってみて下さいね。全体にグッと格調が出てきますので。
◯花心 黄色雲龍紙、黄色系厚紙2種。                                     

(純子)
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。