2012年9月の教材

作品名 作者名 サイズ
秋水 竹井 莅
(岡山県)
式紙

久々に格調高い正統派(?)のちぎり絵の風景です。

◯下図をおおまかに描いて、下貼りする。
   
              

(あ)淡い灰青むら染め典具帖
(い)緑濃淡折染め超極薄紙(特大判)
(う)青濃淡折染め超極薄紙(特大判)
  (い)(う)どちらも遠くを淡く手前を濃くなるように貼る。
次に、(え)濃紺折染め超極薄紙を、水面右手前に貼る。

◯遠景と左の道(ガードレール?)、右手前の岩ひとつを厚紙むら染めで。

◯左の山と右の茂みの下貼りをする。左右の遠近感を出すために、使う色を考えて。左は主に(う)で、(い)(え)はチョッピリ。右の茂みは主に(い)(え)で、(う)も加えて。そのあと左の山に緑系顔料むら染め春雨落水紙を貼っていく。紅葉色の落水紙の上には、同系色むら染め超極薄紙を必ず貼ってぼかします。

◯水面の表情を付ける。(い)(う)を細くちぎったり、あるいは手前には大きく(う)を貼ったりして。紅葉系の色(超極薄紙と超々極薄紙2種)は途中で加えたり、上に貼ったりして彩度を調節します。

川のふちや川床の石などで出来る泡は、顔料ドーサ染め大穴落水紙と白春雨落水紙です。右の岩の陰はくすんだベージュむら染め超極薄紙で。

◯いよいよ右の紅葉ですよ。幹と枝は絞り染めを斜めにハサミで切ってみましょう。光と陰の感じがでますね。紅葉系の春雨落水紙3種は、ちぎったものを方向性を持って伸ばすように貼る。そして貼り重ね過ぎないように、これポイントです。

◯最後に遠景の山に少し(あ)をちぎって表情を付けておきましょう。

(純子)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。