2012年9月の教材

作品名 作者名 サイズ
花と檸檬 宮崎健二
(本部)
式紙

花は「おみなえし」がモデルですが、少しハショッテいます。
吹付け染め(雅染め)の厚紙と典具帖を主に使った作品です。

1)まず、画面下部の土台(テーブル?)の横線と、花瓶と檸檬の位置決め、花の茎・枝の線引きをします。貼る順序は下絵があればどこから貼ってもかまいませんが、一例として、下記のように貼ってみます。
2)茎・枝用に、ハサミで何種類かの幅に、厚紙を切っておきます。
3)茎を花瓶の中まで入れて貼ります。
4)枝を貼っていきます。葉は色の乗り具合を見てこの厚紙と典具帖を併用しています。
5)花は、本来細かいのですが、厚紙をちぎって一つのまとまりとして貼っていきます。(多くの作品は落水紙や紙を細かく刻んだものを使って表現してきましたが、今回は吹付け染めを利用して、まとまりとして表現します。)
6)典具帖(青のみと、濃いピンクと青の2種)を適当にちぎって花瓶を描きます。僅かに茎が見えるように、花瓶の周辺部を濃いめに表現すると、「ガラスの花瓶かな?」という感じになります。周辺部の毛羽は刷毛などで輪郭線に揃えます。
7)典具帖を定規と鉄筆の助けを借りてまっすぐにちぎり、土台を貼ります。色が弱いなと感じたら、二重にしましょう。毛羽は刷毛などで輪郭線に揃えます。
8)厚紙を鉛筆と鉄筆の助けを借りて、檸檬の形をちぎります。手前の突起は別にちぎって貼り重ねます。
9)ここまで出来たら、あとは花と檸檬の色付けです。黄色の薄紙で花の色付け。花の厚紙全体に乗せるより、部分に乗せたり、チョッとはみ出るように乗せると、いい感じになります。黄色の強いところが欲しい場合は、紙を重ねますが、前に貼った黄色と少しずれるようにすると、いい感じです。葉は青のみの典具帖を主に、淡い色のも併用しています。
10)檸檬の色付けです。手前の突起側は緑の薄紙、あとは黄色の薄紙で、吹付け染めが見える程度に色を乗せて下さい。淡い色の典具帖も使われていいです。
11)全体を見て、色が足らないなと思うところがあったら、足して、完成です。

(健二)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。