2012年5月の教材

作品名 作者名 サイズ
芍薬 浜崎喜美子
(長崎県)
式紙
優しい風に花も茎も葉も、静かに揺れています。この動きは構図によるものであると同時に、和紙の繊維が繊細に流れるように貼ってあるからでもあります。この表現はちぎり絵の真骨頂と申せましょう。
○花   手漉き折り染(薄紅色系と濃いピンク系)2種。左の花は主に濃いピンク系を使い、上部の小さな花びらには薄紅色系も少し使う。右の花は薄紅色系で。ポイントは花びらの重なりを表現することです。折り染のぼかしを活かしてください。そして薄紙5種(赤紫系折り染とむら染め、濃い鮮やかなピンク、赤系格子折り染め、白典具帖)で調子をとっていく。小判3種(赤、オレンジ、黄緑)は左の花にアクセントをつける。小のクリーム色は右の花に少々。右の花の貼り方は、先に全体の形を貼って、中央部分に赤紫などの薄紙を貼って暗くしておいてから、ひとひらひとひらの花びらを貼っていく、という方法がよいでしょう。
○茎と葉、つぼみ    厚紙折り染4種に、薄紙ピンクと水色2色折り染、淡い灰緑(これは右の花にもチョッピリ使う)、花用の赤紫系です。

<付記>今月の教材もそうですが、実は3月教材から手本の印刷が変わりました。すでにお気づきのことと思います。「立体(3次元)スキャナー」という最新の技術で原画を読み取り、和紙の質感や和紙が貼り重ねてあることをリアルに再現できています。この技術は数年前からありましたが、やっとコスト的に見合うようになり、実現できました。
(純子)
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。