2011年12月の教材

作品名 作者名 サイズ
若松 宮崎健二
(本部)
式紙

円環も根付きの若松も吉祥の図柄です。新年を寿ぐ作品としました。
病や災害、大変なこともありますが、それでも新年は希望と期待を抱かせます。
この作品は、五葉松をモデルにしていますが、松そのものを描こうとはしていません。
右の松は幼児(2歳くらいでしょうか)、左の松は少年の域に達しようかという兄弟(姉妹でもイトコでもかまいません)をイメージしています。したがって、右の松はなよやかに、やわらかく、左の松はスクッとシッカリした感じに描きます。幼い兄弟の、今年一年の無事な成長を祈って・・・

◯まず鉛筆でザッと根・幹・枝葉の下描きをして、位置決めをします。
◯右の松は曲線を主体に、左の松は直線に近い線を意識して描いて下さい。
◯どちらも根・幹・枝をザッと貼ります。茶系のあやとり紙です。揉んでからちぎるのがよいでしょう。
◯右の松---- 白の典具帖を葉の塊よりすこし大きめに円くちぎり、葉の部分の下貼りとします(印刷ではちっと見にくいですが)。更に枝に近い方に、緑系顔料染め典具帖を少し貼り重ねます。これは、下地の銀の上に直接緑の葉を置くと、下地が透けて葉の量感が出ないので、それを避けるための下拵えです。また、葉の部分が柔らかい表現になります。
◯左の松---- 今度は、緑系のあやとり紙と緑系顔料染め典具帖で、右と同じ作業をします。あやとり紙は、やはり少し揉んでからちぎるとよいでしょう。
◯ここまで出来たら、松葉を植え込みます。
緑系板締め紙を3?5ミリ位の帯状にちぎり、ハサミで斜めに細く切り刻んだものを用意します。細いのや少し太め、黄色っぽいのや蒼っぽいの、いろいろ混ざってかまわないでしょう。用意出来たら、指先やピンセットで数本ずつ端っこをつまみますと、反対側が末広がりになりますから、その状態で貼り込んでいきます。いろんな方向に向けて貼って下さい。数本ずつ「つけまつげ」状のものを作って、根元をつまんで貼っていくという方法も試してください。
◯仕上げは全体を見て、表現が硬いなという所には顔料染め典具帖を少し乗せると、柔らかくなります。幹・枝など修正の必要があれば、補正して下さい
(健二)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。