2011年10月の教材

作品名 作者名 サイズ
秋の譜 飯田香久子
(神奈川県)
4F式紙

秋の野や庭先を彩る「むべ」。「あけび」の仲間で熟すときれいな色を帯びますが、あけびと異なり裂開しません。葉は5枚から7枚。漢字で「郁子」と書き、なんだかとても親しみを覚えますね。
しっかりとした観察とデッサンに基づき、バックとモチーフとの色彩のハーモニーも美しく、構図も活き活きと伸びやかな動きがあって、心地よいですね。

◯実……手漉きで未晒しの楮紙に、深い赤紫の濃淡ぼかしを出していただきました。楕円形の左下が濃い色、右上が淡い色になるようにして鉄筆で切ります。これだけですでに立体感が出ていますよ。
色を付けましょう。薄紙(超極薄紙、超々極薄紙、手漉き典具帖)7種を使います。いきなり緑を貼るのではなく、まず白っぽい色、淡い緑、クリーム色などを貼ってから、その上に緑や黄色を貼っていく方が、きれいな発色になります。ほぼ出来たら、赤紫2種を少々のせると、実全体の色がしっとりとなじみます。

◯茎・つる……茎はくすんだ黄緑と茶系緑との折染めに、補充の色として茶と緑のむら染め超極薄紙。つるは三角折染めです。

◯葉……折染め3種と典具帖顔料吹付け染め(雅染め)。
(純子)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。