2011年6月の教材

作品名 作者名 サイズ
向日葵の詩 宮崎純子
(本部)
式紙

誰にも大切にしているモチーフがあるはず。亀井主宰にとり、それはヒマワリでした。種から育てあげ、咲いたヒマワリを大きな花瓶にドーンと活けて、生涯何作も描き続けました。またヒマワリをモチーフに、重いテーマの作品「ヒロシマ三部作」「ナガサキ」も誕生しました。いわば父にとりヒマワリは自分の分身だったのです。
晩年病の中でも、私に手伝わせて種を播き育てたのもヒマワリ。私達はそこに「生命」「希望」そして「平和」を見ていたのだと思います。その当時のスケッチをもとに、今新たにこの作品を描いてみました。

○花の形の全体像を把握しておきましょう。図を参考にして下さい。外側の円の輪郭線を白鉛筆で描いておけば、花びらの長さが決めやすいですよ。
さて、まず種の部分から。こげ茶先染め典具帖を二重に貼り、中心に黒キカイ漉き典具帖を少々、まわりにむら染め典具帖、右上に春雨落水紙。黒はこの円の右下にもチョッピリ貼ってね。
花びらは、明るい、鮮やかな色から中間の色、暗い色まで7種。三椏黒皮入り出雲民芸紙や楮黒皮入りもみ紙まで使います。それに薄紙2種(紫むら染めと黄味ピンク)。どの紙も繊維の流れの方向に沿って勢いよくちぎって下さい。明るい色、鮮やかな色は主に左上あたりに、暗い色は右下に、中間の色はどの部分にも適宜使って、全体に色の差をつけて下さい。

○葉と茎  折り染め3種ともみむら染め1種。どれも繊維の流れの方向に沿って形をとりちぎってください下さい。茎は絞り入り横折り染めです。
(純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。