2011年3月の教材

作品名 作者名 サイズ
春深む 白神美幸
(岡山県)
式紙

満開のつつじの山道を散策する気持ちで、楽しく描いてみましょう。和紙を知り尽くし、風景を描き慣れた作者が、とても簡単に表現出来るようにして下さっていますので、安心してチャレンジして下さいね。

下貼りを図のように3つに分割して貼っておく。

A) 同じ判型の雅染めとうす緑むら染め機械漉き典具帖。雅染めを斜めにして、右上隅(点々のところ)に白地の多いピンクがくるように、左下(斜線のところ)には灰青がくるようにして、水切りしてそのまま貼る。次に、うす緑むら染め機械漉き典具帖をそのまま重ねる。

B) うす茶濃淡折染め極薄紙。斜めにして、濃い方が花木のある斜面、淡い方が道になるように、水切りしてそのまま貼る。

C) 緑系雅染めを貼る。

以上で下貼り完了です。これでもう8割がた出来上がったようなものですよ。
次々と貼っていきましょう。

A) 暗がりを貼る。緑系3種(くすんだ濃い緑、明るい緑、青味2色折り染め)と、Cの雅染めも使って。次に遠くから手前に向かって、つつじの表情を出していきます。ピンクむら染め超極薄紙をちぎっては貼り、時折Aの下貼りの2種も加えながらちぎっては貼っていく。幹や枝は、紫味の赤と濃いグレーの雅染めをハサミで切る。最後の仕上げは、ピンクむら染め春雨落水紙とピンクとドーサ染め大穴落水紙を少々、手前の方に貼る。このピンク春雨はハサミで細かく切って、遠くのつつじに散らすのにも使う。

B) 下貼りの紙もさらにちぎって、くすんだ黄緑むら染めや、A使用の緑も少し加えて表情を出していく。草は緑と紫味の赤との雅染めにCの雅染めも少々。この道は坂道で、向こうへ下っていきますね。つつじの立ち木は茶の雲龍紙と濃いピンク春雨落水紙2種。ちぎる、ハサミで細かく切って散らしたりして下さい。

C) 下貼りの雅染めもさらにちぎって、Aの緑なども入れて貼った上に、Aのピンクむら染め超極薄紙やピンクむら染め春雨落水紙と濃いピンク超々極薄紙でつつじを描いていく。Bの濃いピンク春雨も、ほんのチョッピリ使って下さい。幹や枝はAやBで使ったものを。厚紙の濃いピンク、ピンクむら染め春雨落水紙をハサミで細かく切ったものを散らす。

これで完成です。がんばられた甲斐あって、すてきな作品になりましたね。
(純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。