2010年2月の教材

作品名 作者名 サイズ
カーネーション 大井八重子
(高崎サークル)
式紙

逆三角形の構図で動きが出て、バックの色と葉・茎・萼との色の調和がすっきりと美しく、さらに複雑な花びらも、巧みに染めを活かすことで、簡単に表現されています。
作者は100号の大作も描かれますが、こんな小品も上手く、達者な方です。

○バック……薄葉紙(この作品では手漉き典具帖)の特性──重ねることで色が多様に変化していく──が活かされています。ちぎる、水切りする、どちらも毛羽をきれいに整えましょう。

○花……特大判を入れました。濃淡の染まり具合のいいところを選んで使っていただくために。ちぎる、鉄筆、水切りなどを組み合わせて。鉄筆で切り込みを入れたり、押さえてひっぱって毛羽を出すと、カーネーションらしくなりますね。

○葉・茎・萼……因州折染め4種。それぞれどんな色を持ってくるか、いい勉強になりますね。この紙の特徴で方向性がありますので、葉はちぎって勢いを出しましょう。
この染めは、山本幸恵さん。先輩から引き継がれて染色を始められた新人さんです。誠実な染め上がりです。いい色を出して下さいました。他に茶系薄典具、葉の元にちょっぴりと。
(純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。