2009年3月の教材

作品名 作者名 サイズ
赤いリボン 黒田文子
(仙台サークル)
式紙

「ぬいぐるみの毛の質感を出すには、土佐典具帖がいちばんです。」との原作者のお言葉通り、この紙の力にあらためて感嘆します。故亀井主宰夫妻がこの紙と出会い33年の月日が流れました。二人に、このクマちゃんを見せたかったな……。

○トレーシングペーパーで、全体の型を作る(毛足の長さを考慮して、やや内側をとる)。パーツ毎の方はいりません。
○型に合わせて、厚紙の白と、楮黒皮入り未晒し顔料染めを重ねて鉄筆で切り、式紙に貼ります次に、鉛筆で細部の線を描き込みます。
○こげ茶超極薄紙を貼る。別刷り「貼り方の参考」をご覧下さい。
○典具帖を貼っていきます。(主に大判の方で、小判の淡い方は仕上げに、明るくしたいところに貼ってください。)「貼り方の参考」をご覧下さい。
さてここで、原作者の極意をお伝えしましょう。特に耳、手、足の貼り方です。左手(右手)に紙を持ち、右手(左手)の親指と人差し指で引っ張るようにちぎり取る、1回、2回、3回 …と繰り返すと、自然に何枚か重なりますね。それをそのまま貼って下さい。ネッ!! フカフカの毛になりました。もちろん糊にも要注意。「軟らか過ぎず、多過ぎず!」でしたよね。
○鼻は白の厚紙です。この大きさのものの下に、やや小さいサイズのものを1〜2枚貼っておいて下さい。ふくらみが、いい感じに出ます。典具帖を貼って、黒をちぎって貼って、鼻の出来上がり。目は、黒を鉄筆で切って、白の瞳は鉄筆の先で。さあ、魂が宿りました。
○赤いリボンは、鉄筆で切った厚紙の上に、超極薄紙2種で陰影を付けます。金の模様は、細長〜く切ったものをさらに正方形に切って、それらを斜めに並べていきましょう。
(純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。