2008年11月の教材

作品名 作者名 サイズ
干支・丑 亀井誠一郎・原画/宮崎純子・制作
(本部)
式紙

型紙を使う。和紙の毛羽を大切に、鉄筆は軽くあて、水切りする。型紙はトレーシングペーパー2枚で、必要なパーツをとります。
<作例>

  
注)紅白の綱には、紅と白との境目に線を描き込んでおく。

<和紙>
黒と赤は、特厚の土佐機械漉き典具顔料染め。
紫、ベージュ、ピンク、茶は因州青谷折染め(茶は無地)。白はこの折染めの原紙で、10匁の厚さ。
<ポイント>
頭と胴はグラデーションを活かすこと。立体感が出ます。
紅白の綱は、10匁白で全体を写して切って貼る。その上に赤をひとつずつ貼っていく。
(赤い紙の上に型紙を置き、赤に該当する部分の線を、境目の鉛筆の線も目安にして、鉛筆で描いて切っていくといいですよ。)
<付録>
「平成二十一年丑」と書いてあります。これを入れると、画面がぐんと引き立ちますね。

◎2種の顔料染めは、浜田三枝さんです。この夏から秋にかけての数ヶ月間、この染めに専念してくださいました。その日の天候、午前と午後とで温度や湿度が変わる、季節が移ると、気温、太陽光の角度や日照時間が変わる。こんな自然条件がすべて染まり具合に影響するのだそうです。刻々と生じる課題に対応し、調整を重ねる・・・
でも、人事を尽くしても人の力の及ばぬ、いわば「神様」の領域がある・・・これが染色の世界です。
皆様のもとへ届いた紙は、三枝さんの悪戦苦闘の汗の結晶です畏敬の念を持って迎え、それぞれの愛おしい牛を描いてくださいね。
(純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。