2003年9月の教材

作品名 作者名 サイズ
秋深む 三村さなえ
(倉吉サークル)
SM
深まり行く秋----そのイメージを、皆さんはそれぞれどのように描かれるでしょうか?
作者は、極力モチーフを少なくすることで、余韻を生み出し、さらにご自分好みの色でまとめることによって、作者独自の情感のある世界を描いておられます。
バック……黒味緑のかげろう(大判)1枚を貼り、さらに濃紫かげろう(大判)を1枚貼る。
右側のぼんやりと見える林は、灰青濃淡折染めかげろう(横長)を、クシャクシャとアコーデオン・カーテンを閉じるようにシワを寄せ、それを少しずつ拡げ、シワを利用しながら刷毛で押さえていきます。(この技法は、故亀井主宰の得意技でしたね。海や湖の波などにも応用できます。)そしてその上に、濃紫超極薄紙(かげろう、中判)を重ねる。
左側の林の奥のぼんやりと見える低い茂みは、茶系雲レース落水紙を貼り、その上に紫系かげろう2種を掛けて、色を抑える。
雲龍紙3種の繊維を抜いて、林を作っていく。奥行きを出すために、どの色をどう使うかを考えながら。
地面と草むら……下貼りは、因州極薄紙(中厚)のベージュと灰色の2色染め。それに、茶系の土佐大穴落水紙顔料染め(夢幻染め、と言います)と、他に数種のかげろうで。
中景の木立……美濃落水紙雲レース2種や、土佐落水紙夢幻染め2種で。幹は、バックに使った黒味緑のかげろうで。           (純)
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。