2003年6月の教材

作品名 作者名 サイズ
藍澄む(朝顔) 田中喜久子
(新潟サークル)
式紙

「なんと、きれいだなあ…」故亀井主宰の言葉が耳に残っています。
この教材の企画段階の時、原作者から送られてきた数点の作品の中から、この作品を見つけたときのことでした。昨年の夏過ぎの、ある日のことでした。
清らかな楚々とした印象の作品で、式紙の白に花の藍がよくうつります。一度画面から姿を消した蔓が、再び画面に現れる--高いもの、長いものを限られた画面に入れる 際のひとつの方法で、画面の外への広がりも感じさせることが出来ます。
○花とつ--因州佐治楮折染め紙で。染めの最も良い部分を選んでください。形をとるのが難しい方は、白い土佐典具帖で写してから鉄筆のお尻で跡をつけ、水切りしてください。
硬めの糊で式紙にしっかりと貼り伸ばし、押さえてからさらにもう一度中央に糊を付け、中心に向かって爪や鉄筆で引っ掻いていきます。このときあまり力を入れすぎないように気を付けて、少しずつ、少しずつ作業をすすめてください。
筒は、白い因州楮紙(5.5匁)で、上から淡いベージュのかげろうをかけます。
つぼみは、染めの仕上がりによって、白の多い方はそのままで、青の濃淡を活かし、これに白土佐典具帖も使います。白の少ない方は、白楮紙(5.5匁)と組み合わせてください。
○葉----横折染めはすべて因州佐治紙、4種。縦折染めはすべて因州青谷紙、3種とかげろう1種。
○蔓----因州雲龍紙2種。                      
(純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。