2003年5月の教材

作品名 作者名 サイズ
おしゃれな花 村上キム子
(静岡サークル)
式紙
和紙の漉き方や染め方の面白さを存分に活かした、自由で楽しい発想の作品です。
なにを描くか、それをどんな風に描くか、和紙という素材を使って。
和紙でなければ描けない絵とは……、和紙だからこそ描ける絵とは……。
作者と共に、今あらためてこの問いかけをしながら、この作品を描いてみませんか。
また、新しいちぎり絵の可能性が見えてくるような気がします。
1. 花瓶……白の因州雲龍紙を鉄筆で切り、さらにもう1枚、両サイドをちぎって重ねます。
2. バックと葉……式紙そのままの色肌を所々残しながら、因州かげろう2種、土佐大穴落水紙顔料染め4種(このうち1種は、特に「夢幻染め」といい、白く顔料の入っていない部分は、礬水--どうさ--が入っています)、因州落水紙1種を、配色やバランスを考えながら、ちぎって貼っていきます。顔料は染料の粒子が大きいため、染色した和紙の表と裏との発色に差異が出来、これもまた妙味があります。
(注:礬水(どうさ)…膠と明礬を溶かし込んだ水。紙に引くことによって水溶性のインクや染料のにじみ止めとなる)
3. 花と萼片……白の因州楮紙で目方は10匁と4匁です。形を写して鉄筆でどうぞ。
花のつぶつぶは檀紙で(そのままの厚さや、剥いで薄くしたものの両方を使って)。
(注:紙は和紙・洋紙を問わず目方が単位です。ここでいう10匁の和紙とは、二三判1枚の目方です。二三判とは2尺×3尺サイズの和紙を言います。)       
(純)
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。