2003年5月の教材

作品名 作者名 サイズ
初夏 谷 慧子
(宮崎サークル)
式紙
因州極薄紙(かげろう)と土佐典具帖をふんだんに使い、透明感のある明るい作品になっています。
モチーフとなった場所は、霧島連峰(宮崎・鹿児島両県にまたがる)の裾野に広がる高千穂牧場で、休日には家族連れで賑わうそうです。
初夏の風と光を感じさせる、すがすがしい作品に仕上げましょう。
1. バック……式紙全体に淡いブルー無地かげろう(正方形特大判)を貼る。
2. 一番遠くの山……この山の部分のみを、濃藍かげろうで形を写し、鉄筆で切って貼る。(この色は次の3. 4.の部分にまで貼らない方がよいでしょう。)さらに、薄いブルー濃淡折染めかげろうを、同じ形に切って貼り重ねます。遠くの淡い色調の山の色に落ち着きます。
3. 2番目の山……青紫むら染めかげろう1枚で、家のある丘や森の部分も含めて、鉄筆で切って貼る。この山の部分は、さらに同色系の淡い色のかげろうをちぎって調子を整える。
4. 家のある丘と森……緑系かげろう(2.の残り半分の色)を1枚貼ってから、緑系格子かげろうや緑系佐治折染め紙(厚手)をちぎって貼っていく。
5. 草地……緑系土佐典具帖4種(「先染め」「漉き染め」と言います)と、美濃春雨落水紙3種(おなじく「先染め」「漉き染め」です)で。
6. 画面手前……淡いブルーと青紫2色折染めかげろうや、5.の色で。右の樹の地面に写った影には、淡い紫系かげろう(3.で使用の)を使う。濃い茶と紺の2色折染めかげろうは、右の柵や幹の暗い部分に使って下さい。              
(純)
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。